何故(なぜ)この心(こころ)に侘(わび)しさを說(と)くのだろう
人(ひと)は時(とき)を泳(およ)ぐたびに
何(なに)かを失(な)くしてゆく
水面(みなも)に揺(ゆ)れる木葉(このは)のように
流(なが)れて流(なが)され消(き)え逝(ゆ)く
愛(いと)しくて 愛(いと)しくて 心(こころ)から
言葉(ことば)みつからぬほどに
貴女(あなた)への想(おも)いよ 永遠(えいえん)に 四季(しき)は廻(まわ)り巡(めぐ)る
噫(い) 影(かげ)を宿(やど)す母(はは)なる光(ひかり)に
何故(なぜ)この心(こころ)は潸潸(さんさん)と泣(な)くのだろう
人(ひと)は掌(てのひら)を合(あ)わせて
明日(あした)を願(ねが)い祈(いの)る
けれど私(わたくし)の両(りょう)の指(ゆび)は
貴女(あなた)を求(もと)めて仿徨(さまよ)う
愛(いと)しくて 愛(いと)しくて 心(こころ)から
言葉(ことば)みつからぬほどに
貴女(あなた)への想(おも)いよ 永遠(えいえん)に 四季(しき)は廻り(まわ)巡(めぐ)る
春(はる)過(す)ぎて夏來(なつ き)にけらし
秋(あき)が降(ふ)り冬(ふゆ)が芽吹(めぶ)く
愛(いと)しくて 愛(いと)しくて 剎那(せつな)くて
涙(なみだ)溢(あふ)れ出(だ)すほどに
悠久(ゆうきゅう)の誓(ちか)いとともに咲(さ)け 四季(しき)を跨(また)ぎ
愛(いと)しくて 愛(いと)しくて 心(こころ)から
言葉(ことば)みつからぬほどに
貴女(あなた)への想(おも)いよ 永遠(えいえん)に 四季(しき)は廻(まわ)り巡(めぐ)る