風のやんだ夏の隙間
二人はいつもこの場所で
夢のありか確かめた
君が殘してた言葉から
自分という名の筆をとる
もしもね願いがかなうなら
消えた季節をもう壹度
背中に爪あと立てたなら
あの日桜は散るかしら
黃昏色背の高い
竹林の隙間から
手をのばせば屆きそう
沈む夕日見えていた
幸せのありか気づかずに
私はいまでもここにいる
なくした思いはいつの日も
胸を後から締め付ける
かわいたこころをなげだして
そしてわたしは強くなる
ねえめぐりあい別れてく
季節にもう壹度出會えれば
何を言おう何を笑おう
こんな涙はもういらない
もしもね願いがかなうなら
いつか思いをもう壹度
背中に爪あと立てたなら
あの日桜は散るかしら
囧賴潤誠の